後期研修医から一言

東北大学麻酔科に決めた理由

私は埼玉県出身で東北大学を卒業後,さいたま赤十字病院で初期研修をしました。学生の時から急性期の医療に携わりたいと考えていましたが志望科は決めておらず,2年間の研修の中で麻酔科をローテートして麻酔科になることを決めました。後期研修先として関東の国・私立大学もいくつか見学させて頂いてから改めて母校の麻酔科をみると,臨床はもちろん研究にも力を入れており,指導体制も整っていることが分かり入局を決めました。他の大学病院や総合病院では行われていないような症例(移植など)の周術期管理や疼痛管理を学ぶことが出来ます。また関東からのアクセスが良かったのも決め手で,はやぶさなら仙台と大宮は隣駅で67分です(笑)。仙台は本当に住みやすい街でほとんどの関連病院は仙台に家を構えながら通うことも出来ます。現在私には2人の娘もおりますが,引っ越しの心配もなく将来の見通しも立てやすいです。収入も4人家族が特に問題なく暮らせる程には頂けます。

~後期研修医の1日の流れ~

8時前着替えを済ませて担当する手術室へ入りリークテストやチューブ・薬剤の準備などを行います。心外など準備の多い症例ではもうちょっと早めに来ます。

8時毎週木曜,金曜には抄読会や心臓血管麻酔,集中治療,ペインについての勉強会があり,最新の知見に触れることが出来ます。

8時15分朝カンファで担当症例のプレゼンをします。患者の状態をしっかり把握してポイントを押さえていないと上級医からツッコミが入ることも…(汗)。特に気道確保に問題がある症例や全身状態が悪い症例では気合いが入ります!

9時患者さんが入室します。ほぼ確実にオーベンが付いてくれますので安心です。気合いを入れて安全に導入!

オーベンに相談して昼ご飯休憩をとります。

15時翌日の症例を当てられるので予習をします。麻酔計画についてオーベンに相談するといつも様々なことを教えてくれます。内服薬,点滴,準備薬剤の指示を出し,実際に病棟へ行って患者さんの術前診察をします。

18時毎週月曜には医局会があります。症例検討やテーマ別の勉強会などがあり,特にネーベンにとってはいつも勉強になります。オベントーもでます!

夕方基本的には自分の列は自分でやりきりますが,残りが少なくなってくるとその日の夜当番の先生に引き継いで業務終了になます。ちなみに当番はおよそ平日夜が週1回,休日は終日で月2回程度ですが必ずオーベンと付きます。

おわりに
大学では複雑な症例や術式も多く慣れるまでは大変ですが,その分充実した研修を受けることが出来ます。ほとんどの症例でオーベンとネーベンの二人付きなので麻酔中にも様々なことを教えてくれます。症例と指導体制は特に恵まれています。
杜の都仙台で一緒に一人前の麻酔科医を目指しませんか?

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