先日、若手麻酔科医を対象とした「第一回東北麻酔セミナー」が開催されました。実践に即した内容で非充実した一日になったと思います。今回残念ながら参加できなかった方々にも当日の雰囲気をお伝えしたく、当日配布したテキスト・プログラムの一部と、会場内の写真をご紹介しております。
医療の高度化に伴い、スキルアップを目的とした臨床現場以外で行うoff jobトレーニングを学会・研究会や企業が多数開催しています。麻酔科医であれば1回は受講された経験があると思いますが、身近で気楽に学べる環境も必要です。今回学内複数の部門と関係企業のご協力を得て、第1回の麻酔セミナーを開催する運びとなりました。当科医局員の希望を取り入れカスタマイズされたセミナーです。もしかしたら内容に偏りがあるかもしれませんが、心臓超音波検査と神経ブロックの最低限の知識や経験を持つ医師を対象に、その次の一歩や最新の考え方を学ぶことを目的としています。午前中は,医工学研究科にて超音波装置の研究をされている西條芳文先生、東京女子医科大学心臓麻酔で新進気鋭の清野雄介先生、水谷痛みのクリニックで最新の臨床に解剖学的研究を取り入れている臼井要介先生に、最新かつ私たちのリクエストにお答えいただくような講義をお願いしています。さらに、午後のハンズオンでは東北地方の麻酔科関係の先生方も加わっていただき、幅広い視点でトレーニングを行います。ハンズオンセミナーは人数制限もあり有料としていますが、講義の参加や見学は自由です。遠慮なくご来場ください。
本セミナーが麻酔の面白さを再認識できる内容となり,さらに,参加者の交流の場になれば幸いです。
2014年6月吉日
東北大学医学部麻酔科学・周術期医学分野
教授 山内 正憲
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